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枝豆は・・・
枝豆栽培しはじめて10年と数年ですが、毎年ご購入いただくお客様が増えていっているのが出荷伝票や様々伝票でわかります。
枝豆栽培を始めた頃にはまだまだ身の丈に合った機械ではないのに莢をもぎ取ってくれる機材や中耕してくれるトラクタを買ったりとだいぶ金銭的にしんどいのに買った事を本当に先に投資しておいてよかった・・と実感します。本来人海戦術で人の手で収穫して枝束にしたり、莢取りしたりと比較的手間のかかる作業が多いのです。しかし機械化を少しするだけで収穫から出荷までスピーディに梱包が出来たり、人の手では同数作業が疲労と時間の経過によって安定的にできないこともあります。
沢山悩んで清水の舞台から飛び降りる決断は今の出荷作業において素晴らしい決断だったことを感じて、うれしい気持ちで居ます。
丹波黒枝豆の旬ですから通販でも直売でも多くのお問い合わせを頂き、段取りよくお届けするために、出荷伝票、請求納品書、振込票、通販からのご注文から、ネットバンクなどを駆使してようやく周辺のできるものはデジタル化をしていちいち伝票を探しまわったり、腱鞘炎になるような夜な夜なの出荷伝票書きが軽減されました。この勢いで更にお客様に最高の商品をお届けするため工夫と改善をしていきます。
長々と書いていますが・・
実はプロ農家だから、担い手農家だから・・と農地拡大をして売り上げを向上するためやってきましたが、どうしても手が回らない田畑が出てきて、土手の草刈や諸々の作業が手薄になる傾向もありました。『中途半端な農家は信用を得られない・・』そんな事を亡き祖父に口酸っぱく言われておりいちいち反論していました。そして今回30aの畑を持ち主様に返還しました。というのも作業や草刈、栽培作業が後手後手にまわり数年『申し訳ない・・』という気持ちで居続けていたので、来年こそ来年こそしっかりやる!という決意でやってもおっつかない現実でした。そんな折、来店されるお客様に『本当に他で買う気にならんくらいブドウも枝豆もお野菜も美味しいから自信もってもっと販売してね』と言われました。その一言でなんだか自分の為にいっぺんにたくさんの結果を得ようとする不明確な欲がふっと昇華したような気持ちになって『本当に喜んでいただくための農業か…』と思いました。大きな夢を持ちながら、これまでの自身の殻の中で思う農業ではなく、殻を破って外もっと向いて素直に取り込む農家にシフトします。という事でこれから更に品質と味と安全性と鮮度が向上していくことが明確になりました。面積が減っても経済を圧迫しない計画と更に喜んで頂く計画を思うとなんだかわくわくしてきました。
本当はもっと素敵な話題や見る人の為になる事を書きたいのですが、多分今後も失敗談や、やらかした話、偽物であった自身の赤裸々をオープンするブログにもなりそうです。長々書きましたが読んで頂きありがとうございます。)^o^(
