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『丹波篠山市』来年5月誕生します!
当農場の所在する『兵庫県篠山市』は20年前までは『兵庫県多紀郡』でした。今田町、丹南町、篠山町、西紀町の4つの町から成り立つ郡でした、そして平成の大合併と言われる期に最初に市町合併した町でもあります、その時『篠山市』が誕生しました。私はまだ大学生で合併がどういうものかさえ興味なく変更された住所名に違和感を感じて居た事を思い出します。
あれから約20年、郷土に根を張り、地域の特産農作物の栽培農家となった今、『丹波篠山』という地域名を使い、丹波篠山産を前面に出して商売をしてきました。商工会や青年会議所、認定農家協議会やJAでも市名の変更に対する議論も沢山して来ました。その思いの中この度の篠山市市長選と住民投票の結果2019年5月に『丹波篠山市』として生まれ変わる事になりました。
市名変更に対し賛成、反対と様々な意見はあって当然ですし、賛成の意見反対の意見を冷静に聞いていて思ったのは、皆この町を愛する郷土愛があるからこそだと痛感しました。私個人や賛成派の人にとっては市名変更は大変喜ばしい事ですが、反対されてきた方からしたらなかなか踏ん切りのつかない気持ちかもしれません、ですので狂喜乱舞して大喜びしてしまうのも少し違う気もします。そして変更が決まった以上皆で更に素敵な町にするために前のめりになるしかありません。
開票時には賛成側(現職市長)の報告会に参加し、結果を見届けました。当確発表が出て、その後住民投票結果が発表され約3000票差で賛成多数の結果で報告会会場は一気に高揚しました。
とにかく投票率50%を上回るよう多くの市民が声を掛け合い、結果約70%満たずの投票率となりました。
今後5年、10年、20年・・・50年・・100年と経過していく中で、日本人口は勿論、この町の人口も減少していくことは明確で、昔から町おこし村おこしを先輩たちは連綿と続けて来られ、当の私たち年代も先輩から引き接ぎ町づくりをしています。この町の魅力を発信しながら、もっともっと素晴らしい町にする為、町の景観を守って特産物を守るのは当たり前で、町づくりは人づくりでもあり、地域の子供は地域の宝、先の丹波篠山市の財産を地域人として背中を見せる大人として生きることも町づくりであると思います。住む皆がそれぞれの人生の中で町づくりをしているのです、町を愛する『郷土愛』という『丹波篠山人魂』があるから。遠い将来には『丹波篠山市』に変更してくれてよかった!と子孫が感じてくれる町になる『篠山市』です。
今後の『丹波篠山』にいまより一層ご期待くださいね!
